私の撮影スタイルについて、簡潔にお伝えしなくてはと思って
“ドキュメンタリータッチで撮影します” と説明しがちなのですが
撮影後よく「忍者のよう」とか「いつ撮ってたのかと思った」とか
感想をいただきます。私にとってそれは褒め言葉で、喜んでいます。
これは長年の経験から体に染み付いたものなのですが
新人のころにも先輩から
いかにカメラを意識させないか、その場の空気になれるか
と助言いただいたことも記憶にあります。
でっかいカメラ担いで気配消すって難易度。
映像カメラマン、音声を気にしているので
撮影時はほんとうに喋らなかったりします。
ファミリー撮影させてもらう方には
いかに普段に近い感覚でその場に集中して楽しんでもらえるかを
大切にして、基本的には会話も自然なやりとりを撮影しています。
けれど撮影中 “このまま撮り進めたら不安かな?” と感じたら
私からも話しかけますし、話しかけてくださいね。
なんて言いつつ 帰ってプレビューしたら
けっこう自分の声入ってたりします 笑
大人もですがお子さんも反応は様々で、
カメラ見て人見知りして泣いちゃったり、はたまた全く気にせず
ぐいぐいと話しかけてくれる子も。
いろいろな表情を見せてくれて嬉しいのです。
そんな時は泣き顔もストーリーに加えたり、
おしゃべりに付き合ったり。すると
”この人はカメラの人なんだ” とか “新しいおともだち” とか
それぞれにスッと受け止めてくれるような瞬間があって。
こどもってすごいなと感心しちゃいますし、ありがとうって思います。